古の歴史と広大な庭園を有する
赤松院
千百年以上続く歴史と、二千坪の雄大な庭園有する当院の特色をご紹介
赤松院略縁起
当院は、今から千百年程前に聖快阿闍梨によって開基され「山本坊」と呼ばれていました。室町時代に後醍醐天皇の皇子であった護良親王が住職となり、その護衛であった赤松則村が随従して円心入道となりました。これ以降「赤松院」と改称し代々、赤松家の菩提をともらう寺院となりました。
江戸時代になると細川家や有馬家の菩提所にもなりました。
歴史ある寺宝
現在ご本尊として奉られている十一面観音菩薩像の他に、赤松院中興の祖である円心入道の像や赤松則祐公像、系譜等が納められています。
左甚五郎作「木彫の虎」
館内の上段の間には、江戸時代の名彫刻家、左甚五郎作の「木彫の虎」がございます。その見目麗しい様は一見の価値がございます。
庭園
高野山を代表する
二千坪を誇る庭園
当院のみどころは、二千坪の雄大な回遊式庭園です。
高野山を代表する美しさと称せられた庭園は、日常を忘れ、ゆっくりと散策ができます。奥の院に近い立地を生かした借景は、秋には楓が紅葉し、庭園の木々や池と調和した美しい景色を見せてくれます。
庭園内には茶室もあり、南天の床柱を配した静かなたたずまいです。「うぐいす張り」の廊下が名物となっています。